教育基本法に対する思い入れ(2)

 教育基本法を変更しよう という論議で
 話題になっているのは
 義務教育の年数と「愛国心」を盛りこむかどうかのようですが
 皆さん 教育基本法って読んだことあるのかなあ?
 (これも 内容変更が噂される 日本国憲法は、
 政治経済そして現代社会の教科書に登場するので
 本文を見た事あるはずですが)





 前文があって 第1条から第10条まであります
 おそらく 
 危惧されている方向に 学校教育のあり方が行く としたら 
 第10条は 内容をさしかえられるか
 そっくり削除されてしまうに違いありませんね
 (ま、これについては後ほど詳しく語ります)

 本日は 理想論を述べている と突っ込まれそうな
 第1条から第3条 を紹介します(太字は私が付けています)

 ・第1条 「教育の目的」
 教育は,人格の完成をめざし,平和的な国家および社会の形成者として,真理と正義を愛し,個人の価値をたっとび,勤労と責任を重んじ,自主的精神に満ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない。
 ・第2条 「教育の方針」
 教育の目的は,あらゆる機会に,あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには,学問の自由を尊重し,実際生活に即し,自主的精神を養い,自他の敬愛と協力によって,文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。
 ・第3条 「教育の機会均等」
 ①すべて国民は,ひとしく,その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであって,人種,信条,性別,社会的身分,経済的地位または門地によって,教育上差別されない
 ②国および地方公共団体は,能力があるにも関わらず,経済的理由によって就学困難な者に対して,奨学の制度を講じなければならない。


 教育基本法ができてから半世紀
 真理と正義・・・そんなモノは私には関係無い
 自分以外の個人の価値・・・尊重する必要なんて無い
 勤労と責任・・・鬱陶しくて面倒だけどお金になるなら働く
 自主的精神・・・自分から何かやろうって言い出すなんて、嫌い
 理想である教育の目的とは 多いにずれた
 そんな大人たちが たくさんおります
 大人を見て育つ若者達も 大人の価値観に染まっていきます
 

 学問の自由・・・就職実績で測られる大学と学問は両立し得るのか
 自主的精神・・・誰かが何かおぜん立てをしてくれないと 動けないもの多し
 自他の敬愛と協力
 ・・・「勝ち組」になりたい「負け組」は嫌だ となると 他者の存在って、どうよ

 ひとしく教育を受ける機会を与えられなければならない
 教育上差別されない

 それでは 信条というか出自によって 
 その機会を奪われている(としか 私の目には見えない)
 アーチャリーという通り名を持つ あの若い女性の 立場はどうなる?

 経済的理由によって就学困難な者に対して,奨学の制度
 公教育のシステムが有効に働かなくなり
 経済的弱者は 
 学力定着の機能を持つ 学校外教育をうける機会を持たないため
 目に見える学力が低いという状況
 この現実に対して 
 いかにすれば 国や地方公共団体は責任を負う事ができるのか? 

 教育基本法ができたとき
 いわゆる 軍国主義からの 開放があれば
 未来は明るい 
 そのように単純に思った人達に聞きたい
 じゃあ どうして
 教育基本法が理想としたところから こんなに大きくずれてしまったのか
 理想からずれてしまった トホホな現実の方に
 教育基本法を寄せて行く そんな 志の低い解決方法で良いのか と。

 愛国心を盛りこむ って 
 軽軽しく 言うて よいこととは思えません
 学問の自由
 天皇を国家的シンボルとして利用する例の制度との 
 不幸な戦前の事件(天皇機関説)
 それをついつい 連想してしまったりしますので
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by gabefunyaa | 2006-03-24 16:02 | テーマトーク | Trackback(3) | Comments(2)

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Commented by hekomiimo at 2006-03-26 22:30
ちょっと懐かしくも感じてこの記事と他の教育関連記事を読みました。

子供が小学校に入学して最初に「なんじゃこりゃ?」っとぶつかったのが解放学級。
そこから様々なおっそろしい教育現場の姿を知りました。
ご存知ないかもしれないけど・・・「風の子学園事件」や部活中の教員による暴行で植物人間になった中学生の事件。
普通の顔してあれよあれよと言う間に始まった「自然学校」

反対して反対してどんなこともいとわず行動していたのはもう20年も前になりました。

孫ができ、保育園のお迎えに行った時。年長さんの教室から英語のかけ声がきこえてきてぞっとしたんです。
小学校で鳥肌たった入学式がフラッシュバック。
こんなところに毎日行くんだ・・・・。

目に耳にしてしまうとだめ。もうだめ。我慢できない。
さらにさらに、最悪だと思っていたあの頃よりさらに暗い今の現実。

凹さんはあきらめないぞ!

公教育も子供の育つ環境も、このまま窒息してなるものかっ!!





再熱
Commented by gabefunyaa at 2006-03-27 11:19

>凹さん
風の子学園事件 部活中の暴力 ぶひー。覚えてますとも。
昔は・・・精神がおかしい(なんでもかんでも医者送り)だの家庭環境のせいにしてたですよな,学校側。
学校というシステムの方がおかしい事に気付けって・・・。
従順な人間の大量生産、をするのは教育が目指すものじゃ無かろうに。

式と名のつくものが嫌いなんですよね、私もw。

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