少子高齢化社会とプロスポーツ(3)

少子高齢化社会と(プロ)スポーツ (1)では、
観客層の変化について少し考えてみました。
で (2)ではちょっと
供給側=18歳男性人口の減少=にスポットを当てましたが、
再び観客層の変化のほうに 話を戻して 論じていきます。 

ここ数年のトレンドである
団塊の世代(昭和20年代前半出生)の大量退職。
(プロ)スポーツ観客の中心=男性 である
古いビジネスモデルにのっとれば、
これは、ゆとり資金と時間を持っている 観客が増える という
プラスの側面で捉えられていることでしょう。
実際 2007年2月18日付け の 日経新聞(現物を購入し忘れた!)では 
次のような内容が あった とのことです。
参考 ルパートジョーンズさんの『にわか日ハムファンのブログ』
「おらがプロチーム、おらがテレビ局? 」
より
一部引用させていただくと
地方のプロスポーツが盛り上がっている。プロバスケットボール「bjリーグ」新潟アルビレックスの主催試合は毎回ほぼ満員。プロ野球、Jリーグ、相撲、格闘技の4種目の観客動員数は、2005年に約2,600万人と、5年前に比べて4割増えている。
先日の 星野仙一さんの「巨人が強くなければ面白くない」
という発言が物議をかもしていましたが
彼とて 団塊の世代の男性の1人 
古典的プロスポーツ観客層 の 潜在的願望を 
言葉にしただけなんでしょう。
でも 公の立場にある人が それじゃ、まずい ですよね(苦笑)。

おそらく この観客増加傾向は
団塊の世代の退職による 暇人の増加 と 
ストレスをスポーツ観戦で発散する下流層
(・・・って言われてるわけですよ、私もw
 「いわゆるセレブリティ」あるいは「文化人の面々」は
スポーツ観戦なんて、けっ!と
思ってらっしゃるようであります(^^:
によって
ここしばらくは続くでしょう。

スポーツ好きな 労働者層
(私は自分のことを、労働者層だと思ってるんでこの表現を使います)の
生活に 1回数千円を費やす 生観戦の余裕がなくなったら?
多少は増加傾向に歯止めとなるでしょうね。
ま、それでも 団塊の世代が 足を運んでいる限りは・・・目立たないかも。

今現在が好調だとはいえ、
主力であろう団塊の世代が 後期高齢者となる20年先
彼らに照準を合わせたままでは
プロ野球(のみならず、他のプロスポーツ)の球場観客動員も 
放映権料のベースとなる地上波の視聴率も
とんでもなく低下し
おそらく 今のビジネスモデルによる経営は成り立たなくなってしまうことに
目を背けてはいけないのです。
でも
日本の企業って その瞬間のことしか考えてないような気がするもんなあ。
後期高齢者 頻繁に出歩いたり
積極的に何かの活動をしているのは健康な人だけです。
団塊の世代の多数が 健康なまま
後期高齢者となるとは 
・・・いまの80代の舅姑を見て
 「あの人たち元気だわ~」と嘆息する
 団塊の世代をときどきみかけます
私の親(80代)に かかると
 「団塊の世代はろくなものを成長期に食べていないからな・毒笑」・・・
思えません。
彼らの 資金は 健康保持 あるいは医療に費やされるようになり、
スポーツ観戦からは 離れて 戻ってこなくなるのです。

つらつら考えてみるに
いままで (プロ)スポーツに興味関心を持っていなかった人々(潜在的顧客)に
面白いから見てね!と 呼びかける工夫がをするチャンス
それが 一時的に経営が改善する(と推測される)ここ5-6年なのです。

実際に観客が伸びている ということであれば
経営陣は、うっかり
今までのやり方を支持する層が多い、と勘違いするんだろうな・・・。
このままでは
20年先 楽しみの選択肢 が 減ってしまうかもしれません。
なんとかしなくては。
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by gabefunyaa | 2007-02-19 14:40 | 野球談義 | Trackback(1) | Comments(0)

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