拙速にすぎやしないか、15歳未満への脳死判定を求めるのは

「脳死判定----現場医師が懐疑的?」       には、
子供の「臓器移植」への期待も大きいのですが、「脳死」と診断されながら、1カ月以上も「心停止」にならない子供たちが、日本全国にいることが分かったとの報道がありました。

臓器移植のあっち側とこっち側
ふと考え込んだ問題なのですが
より詳しい報道が 読売新聞関西版WEB
『“脳死”とされた子供、自発呼吸や脳波復活』
に出ていました。
田中英高・大阪医大准教授(小児科)
脳死として扱われがちなケース。
体の成長は脳下垂体のホルモン分泌、体温調節の回復は視床下部の機能をうかがわせる。
現行の判定基準に限界がある可能性も否定できない


脳死、として扱われる人というのは、
「生きているとも死んでいるともつかない」
臓器の提供元として扱ってよい
というのも
ちょっとなんだか ・・・薄気味悪い感じもします。
(薄気味悪さの背景には、
ディストピアものSFを
さんざん読んでいたこともあるのでしょうが)

とまあ
15歳未満の脳死判定が
いまのところ日本国内では不可能だから、
臓器移植で助かる可能性を求めて
渡米するわけですが
いったいその臓器の提供者はどんな子どもなのでしょうか。
貧困層で 臓器提供と引き換えに金品が親族に渡っていたとしたら?

かつて、
日本ですら売血(これを防ぐために「献血」ということになった)があり
アジアの国々で
生体移植が可能な腎臓を売り飛ばす人のことが
話題になったこともありますから・・・
子どもの臓器を売り飛ばす人がいても不思議はないですよね。

【11/22追記】医療関係者は現状を容認
積極推進、と言い出さない人のほうが多いことにちょっと安心。



子どもへの心臓移植が可能だということは
アメリカ合衆国には
全国民的な医療保険がないですから、
貧困層で事故にあったような場合、
子どもの回復のために費用を費やすのではなく、
臓器を売り渡すために
子どもを見殺しにしているのかもしれないですなあ。
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by gabefunyaa | 2007-11-18 10:31 | テーマトーク | Trackback | Comments(2)

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Commented by antsuan at 2007-11-18 20:40
以前、卵巣嚢腫の手術に立ち会ったことがありますが、取り出した風船のような卵巣嚢腫の中には、髪の毛や歯、目玉などが出来上がって混在していました。間違いなく脳が機能しなくても体細胞は活きつづけているんですから、臓器移植のための脳死判定はもう少し宗教学上の死と整合性を持つ努力をしなければならないと思います。
Commented by gabefunyaa at 2007-11-21 19:57

>あんつぁんさん
日本人には宗教(それどころか、公徳心も倫理観も)をどこかへ置き忘れたような人が多いですから、臓器移植推進側が一方的に宣伝広告している今の現状では、脳死についての問題、論点をぼやかされたまま進んでいきそうです。

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