2008年 03月 13日
民主主義は単なる多数主義ではない
「民主主義は個人の人権である自由・平等・参政権などを重視し、多数決を原則として意思を決定することにより、人民による支配を実現する政治思想である。単純な多数決と混同されることが多いが、単純な多数決では、単に多数であることをもって、その結論が正当であるとの根拠とするものであるが、民主主義として把握する場合には、最終的には多数決によるとしても、その意思決定の前提として多様な意見を持つ者同士の互譲をも含む理性的対話が存在することをもって正当とする点で異なると主張される。(2008/3/13ウィキペディアより抜粋)」
ものの言い方に問題点が多い
(・・・それ自体、タレントとしてはかまわないが
公人である知事としては、ふさわしくないと私は思うが)
だけだよね。
橋下知事、共産に苦言「主張通すなら多数派になってから」(産経新聞iza!)より
【同和問題】
--大阪の高校、大学の同和奨学金は申請すれば全員が返還免除を受けられるという特別扱いが続いている。直ちに廃止すべきでは(共産党、堀田文一府議)
「議会議決を経た返還免除規定に基づき適切に処理している。議決の意思を受けて行政が執行しており、特別扱いではない」
--議決があっても問題があるものは見直すのが橋下知事の仕事では(同)
「議会制民主主義では議会議決に行政は拘束される。議決の無視は行政の横暴。共産党が主張を通そうとするのなら、多数派になってから意見してほしい」
これが大きく報じられると
「共産党はしょうもないことをいう」
ではなく
「財政危機を招いているものの1つに、
お手盛り同和行政があるのに
なんで、改革といいつつ
(共産党の提案なら一方的に撥ね退け)
お手盛り同和行政にメスを入れようとしないんだ?
何考えてるんだか、橋下!」
と
感じるのが心ある人間だということに気づいてないのかねえ。
主張を通そうとするのなら、多数派になってから意見してほしい
・・・小学校の学級会かよ。
そもそも公選によって選ばれた特別職公務員は
その選挙に投票した人(投票率は・・・何%だったかな?)の
うちの ある一定の割合の人にしか
積極的には信任されていないので
有権者全体を母数として考えると
単なる多数決であるならば
信任されているわけじゃないのです。
民主主義のルールによって、
信任されているのですから
単なる多数決主義に立脚したようなことを口走っては拙いのです。
ちゃんとブレーンが考えるべきなのでしょうが
下手に優秀だから、ブレーンを軽視してるのかもしれませんなあ。
こら~。
カープファンに喧嘩を売るような発言は撤回しろ。
橋下知事は、府庁をプロ野球チームに例え「5位、6位のチームがAクラスになるにも3、4年かかる。5年、10年後を見据えて大阪が変わるための基礎作り、種まきをしていきたい」と改革への決意を表明。(産経新聞:iza!より)
カープが何年Bクラスに沈んでると思ってるんだよ。
(1998・5位、1999・5位、2000・4位、
2001・4位、2002・4位、2003・5位、
2004・5位、2005・6位、2006・5位、2007・5位)
つか
オリックスにも厭味にとられそうな(苦笑)
・・・あれ?
オリックスの激励会に出席してなかったか、知事。
by gabefunyaa | 2008-03-13 09:47 | テーマトーク | Trackback | Comments(5)
あの負け方で彼をはじめとした北野高の選手が号泣してしばらく声かけられないほど落ち込んでいたと聞いてますけど、あれと今の発言は別なんですかね?。
彼は儲かるかどうかしか頭に無いと思うんです。
一連の発言だって、ある程度知識があれば言えないであろうと思うことばかりで、安易に言えるのは主張があるからではなく、知らないから平気なだけだと思います。
この人、テレビ局の放送作家が裏にいなければ、こんなにどうしようもない人間だったとまでは分からなかったです。
紳助氏の番組もそうだけど実際に放送されているのは収録時間の1/3くらいだそうだし、たかじん氏の番組もたかじん以外の発言は編集任せだそうですから・・・・。
>Mさん
サービス残業、ありゃやっちゃいかんことなんですけどね。
あちこちWEB上を見ていると
サービス残業は民間では当たり前だから、やってかまわない
みたいな事を橋下知事容認のつもりで、主張している人結構いました。
たぶん正規雇用のサラリーマンで、
権利・義務について考えたことのない人ではないかな、と思います。
なんせ、非常勤講師、教材研究の時間は勤務時間として算定されません。(正規の教員では勤務時間扱いなんですけどねw)
授業と授業の間に待機時間があっても1円にもなりません。
いったいどれだけサービス残業してるんだか?という話です。