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うつ病の薬、副作用で「体重を増加」させる危険

在宅仕事が繁忙期に入ってるんで、
ののほーんとブログなんかかいてる場合じゃないんですが、
上にリンクしてる記事を見て
あれれ??
と思う部分
があったのですわ
うつ病に使われるリチウムについて新たな発見
1月19日に発表された医学研究(HealthDay News)によると、うつ病の治療薬に多用されている「リチウム」が体重の増加につながり、甲状腺副と甲状腺異常の原因になることがわかった。
一方翌日20日に発表された研究(The Lancet)によると、肌あれや抜け毛などの症状や、懸念されていた子どもの先天性異常との関連はみられなかったという。
70年代や80年代ほど人気はなくなってきているものの、リチウムはうつ症状を改善する薬として、最も効果的な薬だといわれており、今後もその状況はしばらく続くようだ。


欝状態で通院してたことがありまして、
三環系抗鬱剤を使ってました。
ものすごい古典的な薬トリプタノール
このHPによくまとめられてます。)
ウィキペディアによりますと、有機化合物の一種。
分子式は C20H23N
だそうで、どこにもリチウムLiは含まれておりません。

こちらのHPの気分障害(うつ病と双極性障害=「躁うつ病」)についての記述によると
うつ病の治療には抗うつ薬を使いますが、これは効き目が出るのに1~2週間かかり、副作用(口の渇き、尿が出にくくなる、目がかすむなど)が強いという特徴があり、使い方の難しい薬です。しかし、その強い副作用でも、うつ病を経験した人に聞くと、「うつ病の途方もない苦しみよりはずっとましだ」と言います。
リチウムは、抗うつ薬の作用を補てんする意味でつかわれる薬に過ぎないようで、
主たる利用法は
双極性障害の再発予防なんですわ。
 双極性障害の治療で最も大切なのは、再発予防です。患者さんの人生を脅かすのは、再発を繰り返すことによる二次的な社会的ハンディキャップです。そのためには、長期間、ほぼ生涯にわたる薬物療法が必要となります。
 予防薬には、主としてリチウム、カルバマゼピン、バルプロ酸の3つがあります。リチウムは、手がふるえる、のどが渇くなどの副作用があり、中毒になりやすい薬なので、医師の指示を守りながら服薬する必要があります。これらの薬を効果的に使えば、ほとんどの患者さんでは薬を飲んでいる限り病相(躁状態、うつ状態)が全くなくなるか、軽い病相ですみます。


というわけなんで
欝状態でありながら
半端な知識でモノを書かれているのを信じ
「抗うつ薬をのむと体重増加するから嫌だ!」
などと薬を中断する人が出ないことを願うばかりです。
あ、今出てきている新型うつ病って呼ばれてるのは
三環系抗鬱剤による薬物療法ではあまり治療効果がなく、
SSRIやSNRI(だったかいな)の服用とともに
面談やら心理療法を併用しないと効果が上がらないらしいです。
これらもリチウム(単体ではなく炭酸リチウムでっせー、念のため)は
含んでないので勘違いなきように。

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by gabefunyaa | 2012-01-29 15:04 | テーマトーク | Trackback | Comments(0)

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