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「ナンバーワンになりたい」と「いまで十分」だけ?

 勝ち組で早期リタイア という人々の
 実際のハーフリタイア後の 生活が
 潤沢な資金 という裏打ち のあるかないかは 全然違うんだが
 生活様式 そのものとしては
 フリーランサーで 仕事量が多くなく 金銭は無いが 
 生活に余裕があるよ
 という人々と かなり良く似ている ように 見受けられるあたり 
 勝ち組・負け組ということばだけが
 ひとりあるきしているのが 上の世代らしい
 
 その一方で
 希望格差社会
 こっちは確実に広がっている
 それも・・・実体を伴って



「今を生きる君たちへ」を読んだら 多少は 説得力のあることが伝えられるだろうか
 
 いわゆる業者テスト偏差値50前後 の 生徒が集まるのが
 総合選抜学区の高校であり
 単独選抜学区における ヒエラルキーの
 下から数えたほうが早いランキングにある高校だ
 私はたまたま
 そのクラスの生徒だけを 相手にして
 若い頃の3年と
 30過ぎてからの6年を送っているのだが
 この間にある 8年で
 (「十年一昔」とは 的確な表現である ことよ)
 ・・・かなり変わってしまった気がする
 ナンバーワンになりたい
 (あるいは 高校時代の私のように 
 ナンバーワンの重圧には耐えられそうに無いから それよりちょっと下が良い 
 と考える 手抜き人間も含めて)
 の 次に位置していたはずの
 今の自分を変えて もうちょっと美味しい目を見たいから頑張る
 が
 ほとんどいなくなってしまったのだ

 新しい自分を作り出す方策 を 求めるのではなく
 自分を探し その自分に合った生きかたを探そうとする
 それが いまで十分という生徒達だ
 こっちが主流になりつつある
 言われたら 厭々勉強をする
 自分に これは要らない と 切り捨てることに抵抗が無い

 彼らには
 いまで十分 の いま が幻である事が見えていないらしい
 親=段階の世代か ややその下=には
 正社員としての就労+専業主婦(扶養の範囲内のパートも含む)という
 モデルが 社会的にも・経済的にも 成立し得たが
 それをなぞって 生きていこうと思っているのならば 大間違いだ

 もうちょっと美味しい目をみたい
 という気持ちが薄いのは
 子どもに 手をかけ 金もかけ
 物もサービスも与えてきた 親世代の接し方にも 問題があるのかもしれないが
 社会が
 運をつかむにも その礎になるものが必要だ というのを
 あまり喧伝していないからかもしれない
 (なんのかんのいって 有名大学出身者は 要領が良い人が多いのだよ)
 入学試験は 情報処理能力を鍛えるチャンス
 勉強は 視野を広げるチャンス なんだけどねえ 
  
 

by gabefunyaa | 2005-10-10 08:22 | 教育談義 | Trackback | Comments(1)

Commented at 2005-10-14 16:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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