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中継ぎを立てなおそう(1)

 中継ぎ(とか内野陣)の事を考えると 頭が痛いんで
 しばらく考えたくないwので 逃げてました でも 考えなきゃね
 中継ぎの重要性 というか キツさは
 リードしているときには勝ちパターンに
 同じ点の時には 勝ち越せるように
 敗北しているときには 逆転に持ちこめるように 
 とまあ 失点しないことが求められること
 かなり ここが弱いのが
 (そして せっかくの素材を活かせてない、というきらいがあった)
 ここ数年来の カープの投手陣の最大の弱みだったのではないでしょうか
 ロングリリーフ クローザー セットアッパー ワンポイント
 そして いわゆる「敗戦処理」
 役割を分担して担って シーズンを通して行ける人材は誰か
 それが大切になります

 05前半は 梅津・佐竹 中盤が永川・横山
 しかし9月ごろにはどうしようもない状況になり
 5位復帰も果たせぬまま シーズンを終えたわけです
 で この辺の原因は
 場当たり的な起用を繰り返した首脳陣
 (川端ブルペンコーチはピッチャーのコンディションを見てなかったのか?)
 いや ファームでのピッチャー育成の 失敗にあるのでは
 との そしりを受ける清川コーチ・山内コーチ
 何で彼らが昇格して残留?とまで 言われるありさまです
   
 ところが
 清川コーチのあるファンがまとめておられるHPをみると
元ロッテのコンディショニングディレクターである立花龍司さんと親交があり
「肩・肘の大きな故障なく現役を続けていたことは、彼のコンディショニング作りを参考にしていたおかげ」
「食事の摂り方も勉強になる」

 とあり
 誰彼かまわず サイドスローにしてしまうオッサン という
 清川コーチのイメージとの間に ギャップがあります
 
 「中継ぎ投手として有能な人間が (中継ぎ投手の)指導者としては有能とは限らない」
 ということなのか?
 この問いに対する答は 
 いままで以上に中継ぎが重要な役割を持つ '06からの マーティー采配の下での
 清川コーチの仕事ぶりを見ないと まだ 出す事はできそうにありません

 ただ 私の懸念することが1つあります
 それが 清川コーチの経歴です
 中継ぎをヤリガイを持って出来たコトの1つには、当時の広島・近鉄ともに、優勝を争えるチームだったと言うことが大きい。
 自分に白星は付かなくても、リリーフやってて良かったな、と思えるのは弱いチームではそれほどない。
 その意味では、常に優勝争いが出来るチームにいたことは幸せでした。

 弱いチームで中継ぎする面々に モチベーションを持たせる技術が無いのでは?
 清川コーチの弱みは これかもしれません。
 ・個人記録を狙え
 ・リーグのシーズン記録とならなくても 自己最高を狙え
 ということで 励まして欲しいのです
 
 清川コーチに 中継ぎたちにやらせて欲しいのが「インヘリテッド率を競うこと」です
 リリーフに立って、一番の仕事は背負った走者を帰さないこと。近鉄当時(92年)、週刊ベースボールの『記録の手帳』で、アメリカでリリーフ投手の評価法でインヘリテッド率と言うのがあると紹介されていた。登板した時に帰した走者を、背負った走者の数で割る。 これをやってみようと思って。
 その年、僕(清川)は登板した36試合中、27試合で42人の走者を背負った。そのうち、生還を許したのは5人。 つまり、5÷42=11.7%でした。それを他のチームの中継ぎ投手の分も計算して出してみたら、その年、僕が一番の数字だったんです。

 ホールドは 
 リードしている展開で出た 中継ぎ の評価にしかならない
 でも インヘリテッド率(※私の説明記事) なら 
 (たとえ 試合に負けようが、個人として努力したことが数字に残るので)
 すべての中継ぎを 平等に動機付ける材料になりうるからです 

by gabefunyaa | 2005-12-19 06:55 | カープ | Trackback | Comments(3)

Commented by ハムぞー at 2005-12-19 19:30 x
>インヘリテッド率
初耳です。しかしいいところをついてますね。

中継ぎは、点さえやらなければいい訳ですから(野手のリズム云々はさておき)。
Commented by gabefunyaa at 2005-12-19 19:59

当該年度の古い週刊ベースボール(清川氏が見た現物)を手にしてみたいものですが・・・どこかにあるのかなあ?
「inhrerit <物・事>を前任者から引き継ぐ[from] 」ということですね
Commented by gabefunyaa at 2005-12-20 19:49

Googleでさがしてみたら説明がありました!
自動翻訳するとピッチャーを水差し(苦笑)と誤訳されしまうのが大問題ですが。
どうやら「Percent inherited scored」比較的新しく持ちこまれた概念のようです。
(英語、勉強しなおして、ちゃんと訳せるようにします)数字が低いほど良いわけです。
「引継いだランナー生還百分率」ですね。
URLはこちら→http://www.usatoday.com/sports/baseball/2005-09-21-offbeat-stats.htm

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