2007年 09月 02日
救急心肺蘇生は行われていたのか?
1日午後2時半ごろ、大阪府富田林市、PL学園高校の野球グラウンドで、硬式野球の練習をしていたPL学園中学3年熊谷雄飛さん(15)=岩手県出身=が、送球を胸に受けて倒れ、午後9時半ごろ、死亡が確認された。富田林署の調べでは、熊谷さんは中学の軟式野球部員。送球練習で二塁にいて、三塁から来たボールが胸に当たり、転がり落ちたボールを一塁に投げた後、倒れた。
頭や胸に硬球が当たり、死に至るケースというのは
実はあまり珍しくありません。
死なないまでも生死の境をさまよう、ことが公立高校の練習中にすらありがちです。
心臓停止が外的要因で起こっていたのではないでしょうか。
もしもそうであるならば
AEDがあれば
それ以外の発作的なものであっても
救急心肺蘇生をしていたら
ひょっとしたら助かった命なのでは?
と
そんな気がしてしまいます。
高校の運動部の生徒には 講習会も開かれていますし
普通にAEDが設置されているのが現状なので・・・。
【追記】読売新聞大阪本社版WEBによると
・硬式野球部のトレーナーの心臓マッサージを受けた後、病院に運ばれたが、約7時間後に死亡した
・野球グラウンドから約1キロ離れた体育館に自動体外式除細動器(AED)があった。
1キロ先にあっても・・・ないと同じでは。
すぐに取ってきて使えないと
分単位で、どんどん救命できる確率は下がるのです。
事故を防ぐためにこんな商品を使って練習すること、が必要かもしれません。
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9月13日追記
私がここで書いている程度の内容の文書を
高野連、わざわざ各学校に送付したそうな。
どこまで現状がわかっていないんだか。
安全対策の文書を送付 中学生の死亡事故で高野連Excite エキサイト : スポーツニュース
しつこいようだが、
AEDくらい公立高校にもあるw
そして救急救命講習、運動部員に義務付けているのが普通
(全員でなくとも、マネージャーは優先的に参加しています)
ということ
がちがちの団体である高野連様
ご存じないのかも名あ。
大阪府富田林市のPL学園高校は3日、硬式野球部の練習中にPL学園中学3年熊谷雄飛さん(15)が送球を胸に受けて死亡した事故を受け、記者会見。秋季近畿大会大阪府予選への参加について「遺族が不快なら辞退しなければならない」とし、遺族の意向を尊重する方針を示した。
穴田真佐男教頭は会見で「遺族の気持ちが一番。辞退で遺族を(逆に)苦しめてもいけないので、よく見極めて決めたい」と話した。自粛中の練習は早期に再開したい意向だが、この点も遺族の了解を得たいという。
練習の再開については
遺族よりもむしろ、目の前で送球が胸に当たって
同級生が死亡するという事故を見てしまったPL中学の野球部員
そしてPL高校の野球部員、の精神的ショックからの回復程度も
十分に考慮して検討していただきたいものです。
by gabefunyaa | 2007-09-02 12:01 | 野球談義 | Trackback(1) | Comments(0)
会社で、AEDを導入する、ということで、AEDの講習会がありました。救急救命の必需品(訓練用)AED訓練器ちなみに、AEDとは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略で、簡単に言えば、心臓の動きが止まったときに行う電気ショック装置で、医療の資格が無くても使うことの出来る救急救命装置のことです。と私は解釈しています。 詳しくは、→ Wikipedia HP講習を聞いてみての感想は、機械がしゃべってくれるので、慌てなければ使うこ...... more